血圧と糖尿病の関係

糖尿病の人は高血圧になりやすい?

インスリン注射

日本で危惧されている生活習慣病の1つ、糖尿病。この糖尿病にかかっている人は、そうではない人に比べて高血圧を発症するリスクがおよそ2倍にもなるということ、ご存知でしょうか?

 

意外と関係なさそうな2つの病気ですが、実は深い関係があるようです。

 

このページでは、糖尿病と高血圧の関係性について説明していきます。いつまでも健康な毎日を送っていきたい…。
そう考えている人はぜひ、参考にしてくださいね。

糖尿病患者が高血圧になりやすいのはどうして?

糖尿病を発症している患者さんが、高血圧になりやすい理由は3つ挙げられます。

心臓血管系

人間は健康な状態だと、細胞の内側と外側で水分を引き寄せ合い、同じ濃度を保っています。しかし、糖尿病を発症していると、血液中のブドウ糖濃度が高い状態が続くため、このバランスが崩れやすくなるのです。

 

こうなると、体内では何とかバランスを保たせようとして、細胞の外側にある血液と体液を増加させるように働きます。こうして水分量が増加すると、当然全身を巡っている循環血液の量も増加するため、心臓に負担がかかりやすくなるのです。

 

その結果、心臓が全身に血を送り出すために収縮する時の血圧(収縮期血圧)が高くなり、高血圧を引き起こします。

 

末梢血管系

人間の細胞膜には、ナトリウムを始めとしたイオンなどを通過させるための門が存在します。この門があることで、細胞内と外側のイオンバランスが保たれているのです。

 

糖尿病になると、遺伝子欠損や突然変異が起こり、この門の働きが低下してしまうことがあります。すると、血管の壁を作っている細胞中のナトリウムが増加する結果に繋がるのです。これによって、イオンバランスを保とうとしてカルシウムが増加するのですが、増えすぎたカルシウムによって末梢血管が収縮してしまうため、血圧が上昇してしまいます。

 

腎臓

糖尿病は、血中のブドウ糖濃度が高い状態が続く病気です。そして、その状態を改善するために膵臓からインスリンがどんどん分泌されていきます。インスリンは、腎臓でナトリウムを体内に留める働きを促進してしまうため、インスリンが分泌されればされるほど、血液中のナトリウム濃度が上がってしまうのです。

 

その結果、増えすぎたナトリウムを薄めるために通常よりも余計に水分を取り込もうとするため、血液の量が増えて心拍数なども増加し、血圧上昇に繋がります。

 

糖尿病による高血圧は合併症のリスクも高い

糖尿病になると、高血糖の状態が続くため血管の弾力が失われ、かたくて脆い状態になってしまいます。これを放置しておくと、動脈硬化に繋がるわけですが、高血圧も同じように動脈硬化を引き起こしやすいものなので、負のループに陥ることになり、最終的には脳梗塞や心筋梗塞など恐ろしい合併症を誘発するのです。

 

また、目の網膜に張り巡らされている血管も、高血圧によって負担がかかってしまいます。そのため、網膜症などを発症したり、既に発症している場合は状態を悪化させる可能性もあるのです。

 

 

いかがでしたか?このように、糖尿病から発症する高血圧は、人間の体をどんどん悪循環へと落としていく、恐ろしいものなのです。

 

生活習慣が乱れがち、栄養バランスが心配、ストレスが多い…1つでも思い当たる節があるのなら、糖尿病や高血圧など生活習慣病になる可能性が高いので要注意。一度自分の生活を見直して、改善できるところは改善するように努めていきましょう。

 

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